不妊症の治療方法

卵子提供

第三者から卵子の提供を受ける「卵子提供」は、それが挙児を得る唯一の方法だと考えられる場合にのみ可能な治療法です。
適応には、「早発閉経や卵巣摘出により卵子が作れなくなった」、「体外受精を何度しても結果が出ない」、および「老化」などが挙げられます。
ただし、治療には倫理委員会などによる認可が必要です。
提供者は原則的に匿名ですので、個人情報は保護されます。もしあなたの卵子でお子さんが生まれ、16歳になった時に、「卵子提供者の情報を知りたい」という申し出があった場合は、あなたの了承があれば、身長・体重・年齢など、個人を特定できない範囲内での情報を教えることはできます。
基本的な治療の流れは、提供者から採卵し、被提供者の夫の精子と体外受精させて、被提供者へ受精卵を移植するという段取りになります。

卵子提供を受けるには

◆ CREMED(クレメド)の認定施設で受けることができます。

卵子提供を医療として推進する生殖補助医療専門医の組織です。当院・セントマザー医院も加盟しております。

当院での卵子提供の実績

治療成績をご覧ください。

国内・国外での卵子提供

4ヶ国における卵子提供の現状

国内で卵子提供を受けることが難しい場合は、国外での治療も考えられます。
下の表は、日本人が卵子提供を受ける国として主要な3ヶ国の状況を、日本と比較したものです。
この表からは、国外で卵子提供を受けるメリットが見えてきます。

台湾 タイ アメリカ 日本
(JISART)
日本
(CREMED)
法整備 されている されている されていない されていない 審査待ち
運営 国営 私営 私営 法人営 私信
出自を知る権利 認めない 認めない 一部認める※1 認める※2 原則認めない
ドナーの条件(1)
匿名・顕名
匿名 匿名 匿名※3 原則匿名
(顕名を認める)
18(15)年間匿名
(提供者の確認を得て、個人を特定できない範囲内の情報)
ドナーの条件(2)
有償・無償
有償 有償 有償 無償
(対価拝受は禁止)
有償
実費(交通費、
飲食費、採卵の為に 仕事を休んだ日当代)+ 約40万円の医療補償費
ドナーの条件(3)
年齢、その他
20~40歳未満 20~30歳 20~30歳 ・結婚歴を有する
・子がいる
・40歳(原則35歳)未満
・結婚、子の有無は問わない
・20~30歳の女性(未婚の場合は、二親等以内の成人の同意が必要)
レシピエントの条件 ・早発
・自然閉経
・卵巣摘出
など
・早発
・自然閉経
・卵巣摘出
など
・早発
・自然閉経
・卵巣摘出
など
・早発閉経
・体外受精失敗
・加齢が原因でないなど(厳密
・卵巣機能不全
・ターナー症候群
・50歳未満(登録申請時)
・法律上の夫婦関係など(厳密
・老化卵巣(卵子受精で10回以上の体外受精で胚盤胞が発生しない)
ドナーの選択方法 病院側で、希望に合うよう選択 パンフレットで選択 パンフレットで選択 自身で捜索
(姉妹や友人)
卵子提供者からの卵子
1回の治療費用 100~200万円 200~300万円 500万円以上 80~100万円程度
(倫理審査費用)
被提供者の1回治療
の費用は、約100万円
(・ドナーのカウンセリング代、マッチング費用等:約40万円
・卵子提供代:約30万円)
・体外受精費:約30万円)

※1. 個人を特定できない範囲の情報
※2. 15歳以上の希望児
※3. 施設により顕名あり



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