不妊症の原因

子宮筋腫

症状

子宮にできた良性の腫瘍です。
サイズが大きいと下腹部に固いしこりを感じることもあります。
その大きさや場所によって症状は異なり、月経異常・排卵障害(過多月経や月経困難症など)や膀胱炎、便秘、貧血などが認められます。
ただ、子宮筋腫が直接的な不妊原因となるケースはあまり多くありません。そのため、特に摘除などの治療をお勧めしないことがあります。
不妊原因になる筋腫とは、サイズが非常に大きい(10cm以上)ため子宮を圧迫して子宮内腔を変形させたり、卵管の走行に異常をきたしたりする場合です。
その他には、粘膜下筋腫(受精卵が着床する「粘膜」のすぐ下の筋腫)はたとえサイズが小さくても習慣流産の原因になることがあります。 子宮筋腫

治療法

基本的に摘出(核出)しますが、筋腫のサイズによって摘出方法が異なります。

7cm未満 7cm以上
摘出方法 腹腔鏡検査 開腹手術

摘出方法が決まった後に、筋腫のサイズを少しでも小さくするためにお薬(GnRHアゴニスト)を3~4か月処方することもあります。
術後、妊娠できるようになるまでには、約半年かかります。

page top