漢方薬とは、数千年の歴史ある医薬です。生薬といわれる、自然界の植物や動物などを乾燥させたものを、症状にあわせて、いろいろと組み合わせて処方します。
特に、「証」といわれる患者様個々の体質に合わせて、生薬の組み合わせを変えることが大切になってきます。世の中に同じ人間がいないのと同じように、「証」もおひとりおひとり違います。ですから、友達に効いたからといって、あなたには効かないかもしれません。それどころか、逆に、悪い結果につながることもあるのです。
つまり、同じ症状、病気でも、人によって、使う生薬の種類や分量、配合が変わってくるのです。その上、漢方には、即効性があり、しかも西洋薬と違い、継続して長期間の服用が可能という利点があります。特に冷え性、むくみ、便秘には、よく効きます。冷えは、体内の血流が悪い結果の症状でもありますので、不妊治療をしている方にとっては、早く改善したい症状のひとつです。のぼせ冷え、手足の冷え、おなかの冷えなど、いろいろな形の冷え性がありますが、冷たい飲み物をできるだけとらない・・などの食生活の改善とともに、ぜひ漢方も試していただきたい治療のひとつです。
当院では、年齢、身長、体重、目的、それぞれの諸症状(冷え性、のぼせ、のぼせ冷え、いらいら、不安、頭痛、生理痛、むくみ、便秘等)、体質、証にあった、患者様おひとりおひとりに合わせた漢方薬をお作りしております。
手間のかかる煎じ薬ではなく、煎じ薬を乾燥させた、エキス剤(粉末)を主に処方しておりますので、続けやすいと思います。なお、漢方を服用すると共に食事、運動などの指導を受けることにより、総合的効果が上がるのではないかと思います。
温経湯、四物湯、桂枝茯苓丸加ヨク苡仁、ヨク苡仁湯、当帰四逆加呉茱萸生姜湯、人参養栄、当帰芍薬散、加味逍遙散、加味帰脾湯などを合法します。
さらにトウキ、シャクヤク、トウニン、ブクリョウ、ヨクイニン、クコ、ショウキョウ、ダイオウ末、センナ、コウジン末、サフラン、コウカ、ガイヨウなど他にも必要に応じた生薬のエキス末を加えて処方致します。
補中益気湯、六味丸、牛車腎気丸、桂枝加竜骨牡蛎湯、竜胆瀉肝湯などを合法します。
さらにシャゼンシ、ゴシツ、サンヤク、インヨウカク、オウセイ、サイコ、スッポン、ボレイ、カンゾウなど他にも必要に応じた生薬のエキス末を加えて処方致します。
漢方の処方をご希望の方は、随時お申し出ください。また、当院に通院されている方だけでなく、漢方薬のみの処方も行っておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
問診票をお渡しいたしますので、受付までお申し出下さい。問診票に必要事項をご記入の上、ご提出下さい。その後の流れなど、詳細をご説明いたします。当院にて直接お受け取りになる場合には、保険が適用できます。
遠方やお仕事などのご都合で来院できない方は、ご自宅や職場に漢方薬をご郵送することが可能です。当院にて直接お渡しする場合には、保険が効きますが、発送の場合には保険の適用外(実費)となりますので、ご注意下さい。発送の場合は、自費カルテを作成いたします。
1. 必要書類をご郵送下さい
下記の必要書類をご郵送下さい。
- ご連絡先
- カルテ番号 (当院の患者様のみ)
- 問診票 【 問診票のダウンロードはこちらから 】※郵送も可能です。お問い合わせ下さい。
- 基礎体温表(できれば)3か月分 (女性のみ:なければ結構です)
- 治療歴のわかる資料 (当院の患者様以外の方)
【宛先】 ※ 封筒に「漢方薬処方希望」とご明記ください。
〒807-0825 福岡県北九州市八幡西区折尾4丁目9番12号 セントマザー産婦人科医院
2. 郵送後(3〜4日後)に当院へお電話下さい
こちらへ資料が届きましたら、お電話で問診を致しますので、資料を郵送されて3〜4日後に当院にお電話下さい。医師からお話をさせていただきます。その後、漢方薬を処方してお送り致します。お薬代の支払い方法についてもご説明いたします。
【電話番号】 093-601-2000
【受付時間】 平日(月〜土) 午前 9:00〜12:00 午後 14:00〜16:00 (発送の都合により)
※木曜午後、日曜、祝日は除く
3. 漢方薬が届きます。
漢方薬が届きましたら、必ず内容をご確認ください。発送の場合は、病院名は入りません。院長の名前(田中温)として発送させていただきますので御了承下さい。
肥満は、生活習慣病などの原因になるだけでなく、婦人科系の病気にも大きく関係しています。血中のコレステロールや糖がホルモンに影響を与え、生理不順や、多嚢胞性卵巣症候群などの排卵障害の原因になるからです。不妊治療を始めたときに、薬への反応が悪くなることもあります。かといって、短期間でのダイエットで急激に体重を減らすと、生理が止まることもあり、取り返しのつかないことになります。過激なダイエットが原因の子宮や卵巣の機能低下は、元にもどすのが大変なのです。
また、ダイエットをやめたとたんに、大きくリバウンドしてしまい、結局前よりも体重が増えてしまうケースも多いようです。このような無理なダイエットを繰り返すと、体重を減らしにくい体質になってしまったりします。体重は、1ヶ月に1〜2kgの減少を目安にゆるやかに減らしていくのが、身体に優しいダイエットの目標値といえるでしょう。
理想体重に近づけることだけで、不順だった月経が規則正しくなり、自然に排卵が起きるようになります。もちろんその結果、自然妊娠の可能性も出てきます。妊娠後の合併症(妊娠中毒症、胎児発育遅延など)の率も低下します。不妊症の治療と考える前に、健康体にまず戻してみようとお考え下さい。
不妊と肥満の関係から言えば、理想の体重は、美容体重や標準体重よりは、かなりゆるい基準になりますが、BMI25以下を第一目標にするといいでしょう。
BMIは、(体重[kg])÷(身長[m]×身長[m])で算出します。例えば、身長160cmの方ならば、BMI25は64kg。つまり、64kg以上であれば、ダイエットが必要だといえます。
しかし、本来のBMIは20〜24が正常範囲とされていますので、可能な限り、その数値に近づけていくのが理想でしょう。(美容体重は、BMI20といわれています。タレントや女優さんなどは、あきらかに痩せ過ぎです。)
ですが、BMIが許容範囲内にあっても、多嚢胞性卵巣症候群や排卵障害があると、ダイエットが必要になる場合があります。女性でウエストサイズが90cm以上、男性で85cm以上ある場合は、内臓脂肪の過度の蓄積が考えられますので、やはり、ダイエットが必要でしょう。
断食に近いダイエットや、ひとつの食材のみを食べる方法、食事の代わりにダイエットドリンクを飲むなどのきついダイエットは、長続きしません。一時的に減量できても、すぐに元に戻ったり、リバウンドして、かえって体重を落としにくい体質になってしまいます。すぐに成果が見えにくいので地味ですが、最終的には、毎日の小さな積み重ねで減量していくほうが、子宮にも卵巣にも優しく、ダイエットに成功しやすいのです。
まず、試していただきたいのが、下記の2つです。
- 体重計(体脂肪が量れるものが良い)で、朝晩の体重・体脂肪等を量り、記録をとる。
- 食事、間食などを記録する。(時間、量、メニューなど)
この記録を、1週間ぐらい続けていただくと、自分の体重の増減と食事量などの関係がだんだんとわかってくるはずです。寝る直前に食事や間食をとった翌朝など、体重の増加が大きかったり・・などというような変化です。また、食事記録を眺めていると、自分の食生活の特徴などもわかると思います。(当院では、専門の栄養士が食生活改善のご相談を承っておりますので、お気軽に声をおかけください。)
食べたいものだけ食べ放題して、健康的に体重を落とすことはできません。けれども、食べたいものを我慢し続けてするダイエットでは、長続きしません。ストレスもたまる一方です。
運動も、一流のアスリートが行うような、きつい運動での減量はできません。簡単そうな運動でさえ、なかなか続けるのは難しいのです。ホコリをかぶった、ステッパーやジムボールなどの健康器具が、うちのどこかにころがっていませんか?
しかし、残念ですが、体重を落とすのに、食事と運動は、どうしても必要です。
それでは、「つらくない食事療法」と「生活の中で続けられるエクササイズ」を考えていきましょう。
とんかつはダメ、ケーキはダメ・・と制限ばかりの食事療法では長続きしません。大好物が絶対ダメではないけれど、その代わり小さい我慢!を積み重ねていく・・ダイエット法はいかがでしょうか?
同じ食事量でも、太りやすい食べ方と、太りにくい食べ方があります。
◇ 食事や間食は、夜寝る前4〜5時間前までにすませる。
寝ている間は、代謝が落ち、脂肪を蓄積しやすくなっています。食事・間食は早めに済ませ、寝る前は、お茶などでおなかを落ち着かせましょう。夜更かししてどうしてもおなかがすいたときなどは、低カロリーのところてんやキャベツの千切り(醤油をかける、ドレッシングではハイカロリー)などはどうでしょう?
◇ 間食ががまんできない場合は、無理せずに少量の間食をする。
◇ 食事は3食きちんととる。減らすのであれば、夕食を少なめにすると効果的。
空腹を長く我慢すると、次の食事のときに、脂肪を余計に貯めこんでしまいます。おなかがすいたなと感じたときに、量を抑えた、少量の間食をすると、ストレスもたまらず、ダイエットも長続きします。
◇ 食べ過ぎたな・・と思ったら、次の食事を減らして、数日でバランスをとる。
宴会や会食など、避けられないイベントもあるでしょうし、たまには、おいしいものをおなかいっぱい食べたいときもあるかもしれません。食べ過ぎたな・・と思ったら、次の食事から少しずつ減らして、数日間で全体量のバランスをとりましょう。
さて、次は、食事内容の工夫です。あたりまえのことですが、下記が基本です。
◇ 食事や間食は、炭水化物、糖質、脂質を減らして、野菜、海藻、きのこなど、低カロリーのものを増やす。
食事記録を眺めてみてください。ごはん、パン、芋類の炭水化物、糖質、から揚げなどの脂質が多くはありませんか?
ごはん茶碗を一回り小さくして量を減らし(見た目にもボリューム感がでます)、その分、野菜を増やす。揚げ物なら、ソースではなく、ポン酢やレモンで食べるのはいかがですか?
また、食べ始めるときに、野菜、海藻、きのこなどの繊維が多く、低カロリーのメニューから食べるのも小さな工夫です。かといって、炭水化物や糖質、脂質を減らしすぎると、腹持ちが悪く、かえって食事量が増えてしまうことになりかねません。全く食べないというのは、健康を害するだけでなく、逆効果になりますので、ご注意ください。
参考資料として、簡単に作れる野菜料理のレシピをご用意しました。ごらんください。
※ 当院では、専門の栄養士が食生活改善のご相談を承っておりますので、お気軽に声をおかけください。
*---*---*--- コラム ---*---*---*
ダイエットというと、一番に思い浮かぶのが、カロリー計算です。減量の成功の秘訣は、摂取カロリーより、消費カロリーを大きくすることですから、とても大事なことであるのはまちがいありません。ですが、朝から晩まで、カロリーとにらめっこしながら食事をするのは、苦痛です。制限しているという気持ちが、大きなストレスになり、逆にヤケ喰いにもつながりかねません。
だいたい、食べることが好きだったから、ダイエットが必要になってしまったのです。ダイエット中であっても、食事が楽しくなければ、長続きするわけがありません。ましてや、本文は「長く楽に継続できる」ことを目的として書きましたから、細かいカロリー計算には、あえて触れませんでした。
けれども、カロリーの知識をまったく伴わないダイエットは、やはり、効率的ではないのも事実です。ちょっとしたカロリーの知識を持って、食事のたびに少し考えるだけで、より高い効果が期待できるとしたら、どうでしょう?参考資料として、カロリー計算について書いていますので、興味のある方はご覧下さい。
健康的に減量するには、運動は不可欠なものです。しかし、世の中にいろいろな健康器具や、低周波等を利用した寝ているだけでOKのダイエット用品があるように、運動を続けるのは、なかなか難しいものです。着替えて、道具を用意して、さて、運動しよう!・・と、かけ声を出してから始めるような運動では続きません。生活の中で、「〜ながら続けられる運動」を考えましょう。
◇ 朝、目覚めたら布団(ベッド)の上でストレッチ!
目覚めたら、布団(ベッド)で簡単なストレッチをしましょう。身体の筋を伸ばして、血行が良くなり、気持ちの良い朝になりますよ。
◇ らくらく3分間でできるトレーニング
朝行うと効果的です。従来、体脂肪は、ウォーキングやエアロバイクなど有酸素運動を20分以上しないと、燃え始めないといわれていましたが、この無酸素運動と有酸素運動を組み合わせた簡単トレーニングだと、最初から脂肪燃焼するといわれています。短い運動なので、思いついたときに、日に何回かやってもいいでしょう。
◇ 〜ながら運動
流しで皿を洗いながらスクワットをする。床掃除をしながら、ストレッチ。寝転がってテレビを見ながら、足を上げ下げ。スーパーの帰りの買い物だって、家までウォーキングしながらダンベル代わり。生活の中で、ちょっと意識すれば、運動に結び付けられる動きがたくさんあります。チリも積もれば山になる・・ですよ。不妊には気になる骨盤内の血行をよくする動きも紹介していますよ。
◇ 階段を使ってみる、歩く機会を増やしてみる
もしもあなたの行動範囲に、階段があるなら、大きなチャンス!上りはきついからエレベーターを使っても、下りは階段を使いませんか?お出かけのバスの途中で、素敵なカフェを見つけたら、ちょっと下車して、そこから家まで歩いてみては?
当院では、「ビューティエクササイズ」を毎週水曜日11時から開催しています。当院の患者様なら、どなたでも無料でご参加いただけます。当院2階の、本格的なエクササイズスタジオで、楽しくストレスも脂肪も解消しませんか?(定員がありますので、ご希望の方は、受付までお申し込みください)
院長:田中温の体験談
わたしは、10年ほど、78〜80kg(172cm)と肥満傾向ギリギリで過ごしておりました。ある日、テレビで流れていた「Water boys」を見て、彼らの体の美しさに目が止まりました。大学時代ラグビーを行っていた頃は、自分もあのくらいだったのだから、あの頃に戻りたいと思い立って体重を落とすことを決心しました。
まず、いつも就寝前に満腹しなければ、安眠できなかった不安を断ち切りました。夕食(PM8:00位)後、一切ボリュームのあるものは口にせず、我慢できない時は、野菜、トコロテン、豆腐を食べ、水をたくさん飲みました。始めた頃は苦しい時もありましたが、2〜3週間で慣れました。夕食でのご飯を半分位にしましたが、その他は今まで通りに食べました。
そして、週に1回、10〜20kmのマラソンを続けることにしました。若い頃にラグビーをしていましたから、走るのは苦ではありませんでした。
食事療法と運動療法で、約10kgの減量に成功!現在68〜70kgで維持できており、辛いことはありません。
なかなか続けられない・・・それが、ダイエットの厳しい現実。ですが、少なくとも、数週間は我慢!
体重の記録をつけていれば、必ず、少しずつ努力の成果が目に見えてくるはずです。そう、ダイエットの秘訣は、「結果が目に見えるようにする」ことです。
体重の増減のグラフを作ってみることも、いいでしょう。
ダイエット中には、がんばっても体重の減らない停滞期が訪れます。それを乗り切るためにも、ダイエットの「結果が目に見えるようにする」ことは大切です。
どうしても体重が減らない方には、サプリメントをおすすめしております。3食のうち、1食のみをレガシー(1食分600円)で代用します。ご希望の方はお申し出下さい。
しかし、あくまでもこのサプリメントは一時的で根本は、食事と運動療法です。
【 漢方・肥満 】
問診票のダウンロード方法【 漢方・肥満 】
簡単野菜料理レシピ【 漢方・肥満 】
カロリー計算について【 漢方・肥満 】
かんたんストレッチ【 漢方・肥満 】
3分サーキットトレーニング【 漢方・肥満 】
〜ながら運動【 トピック 】
ビューティエクササイズで高い妊娠率






