
| 長所 | 短所 | |
|---|---|---|
| 母子別室 | 肉体的・精神的に安静の保持ができる 赤ちゃんの様子観察が行いやすい |
赤ちゃんの様子がつかみにくいため不安である |
| 母子同室 | 早期からの母子関係が確立できる 授乳がしやすい |
肉体的・精神的に安静の保持ができない |
赤ちゃんは、月曜日と木曜日にNICUのドクターによる乳児検診・黄疸検診(毎日)・体重測定(毎日)を行います。また、ご希望に応じて聴力検査も行います。お母さんは経膣分娩と帝王切開によって、検診の日程が異なります。
| 経膣分娩 | 帝王切開 | |
|---|---|---|
| 血液検査 | 産後4日目 | 手術後1日目および4日目 |
| 検尿 | 産後4日目 | 手術後4日目 |
| 膣洗浄・創部消毒 | 産後1日目〜退院まで毎日 | 手術後3日目〜退院まで毎日 |
| 退院診察 | (経)産後4日目 (初)産後5日目 | 手術後6日目 |
マタニティブルーとは、出産でホルモンバランスが崩れ、産後に一時的に心身が変調をきたすことをいいます。
待ち望んだ赤ちゃんが生まれ、ご夫婦は喜びにつつまれますが、中にはその喜びの赤ちゃんがかえって負担となり、ノイローゼになってしまう方がおられます。ひどい場合には、全く赤ちゃんの面倒が見れなくなることもあります。数ヶ月たっても良くならないような重症の場合には、家族のサポートと専門医に診てもらうことが重要です。投薬でかなりの症状が改善され、その後の育児に支障の無い場合もよくあります。
何かストレスがあった場合では、自分ひとりで悩むのではなく、専門医に早期に相談することをおすすめします。
出産時、大量出血や帝王切開などがなく、通常の出産であれば、特に無理にならなければ、退院後、早期に普通の生活に戻ることは可能ですし、運動をしても良いと思います。しかし、1ヶ月健診で異常がないことを確認しても、本当に出産の影響がなくなるのは2ヶ月かかるといわれています。その間は、無理をすると、感染症にかかりやすくなったり、出血が長く続いたり、下腹部痛や腰痛が続くこともあります。ですから、その間は体をいたわるようにして、徐々に身体を慣らして育児に専念できるようにしてください。
出生届は、生後14日以内に子の出生地・本籍地もしくは届出人の所在地の役所(戸籍係)に提出をします。提出の際には、母子手帳・出生届書・印鑑・出生証明書・国民健康保険証(加入者のみ)が必要です。
入院が長引く場合には、ご家族が出生届を提出する場合が多くなりますので、母子手帳を渡し忘れないようにしましょう。
出生通知票とは、出生届とは別で、生後14日以内に、住民票のある保健所宛てに提出をします。この通知表は、保健所が行っている乳幼児健康診査、予防接種などのお知らせの発行に役立つものですから、忘れないように提出しましょう。また、低体重児の場合には、母子保健法により、出生通知票の提出が義務付けられていますので、必ず提出をしましょう。
出産すると申請すれば、戻ってくるお金があります。忘れないように申請しましょう。
下記でご紹介している還付金以外に、育児休業給付金・児童手当・医療費控除・乳児医療費の助成金などもあります。
| 内容・金額 | 出産後に健康保険から支給される手当です。国民保険の場合は1人の赤ちゃんに対して30万円です。(双胎の場合は60万もらえますが、請求用紙の証明欄に「多胎」と担当医が書く必要があります。)社会保険の場合は組合により更に多く付加金が出る場合があります。 |
|---|---|
| 条件 |
以下の条件のいずれかにあてはまる方は受け取ることができます。
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| 申請について |
申請期間は、2年です。 社会保険加入者は、会社を通じて申請を行ってください。 国民健康保険加入者は、区役所か市町村役場で申請します。 |
| 内容・金額 |
産休をとっている期間に健康保険から支給される手当です。 適用期間は、98日間(産前42日間+産後56日間)で、金額は次のように計算されます。(1ヶ月あたりの給料)÷30×0.6×98 |
|---|---|
| 条件 |
会社勤めをしていて、健康保険に1年以上加入している人が対象となります。 退職する場合は、退職してから半年以内に出産した場合に適用になります。 |
| 申請について |
申請期間は、出産後産休開始から2年以内です。 申請書を担当医までお渡し下さい。記入後、会社の組合などに提出します。 |
特に初乳は栄養分や免疫成分が多量に含まれており、新生児にとって重要なものです。ただし帝王切開や高齢出産などで、出産した方はこの授乳の時期が少し遅くなる傾向があります。十分な授乳ができる様に、出産後のおっぱいケアを受けて下さい。
出産が終わり、胎盤の娩出と母親の乳首が刺激されることで、オキシトシンとプロラクチンという2つのホルモンが分泌されてきます。これらの2つのホルモンは射乳ホルモン、乳汁分泌ホルモンとしても知られています。特に乳首が吸啜(吸われる)されることが大変重要となります。そこで児の出生直後より、早期に頻回に乳首を吸ってもらうことが大切です。特に夜間の授乳も大事だといわれています。また、これらが子宮収縮の促進や乳汁うっ滞、乳腺炎の減少にもつながります。また母乳を与えるということで、母親としての自覚を育てることができ、赤ちゃんとのスキンシップを通して、愛情も生まれ、母と子の絆を深めることもできます。
感染経路は、輸血、性的接触、母子感染です。母子感染の主たる経路は、母乳と考えられています。母乳感染を安全に防止したいと考えるならば、母乳を止める(母乳遮断)処置をし、人工乳としなければなりません。しかし、短期授乳での母乳遮断と感染率に差がないとの報告もありますので、初乳のみを与える方もいらっしゃいます。
産道感染が主体ですが、乳房にヘルペス病変があると感染の可能性があります。乳房にヘルペス病変がみられた場合には、母乳哺育はやめます。
母乳感染は、ほとんどないといわれています。B型では、母子感染対策が確立されていますので、ドクターより説明を受けて下さい。
薬の効能書きには、ほとんどの薬剤について、妊娠中、授乳中は控えることと書かれています。しかし、その中でも、新生児に安全性の高い薬剤や悪影響を与える薬剤もありますので、ご心配ならば、ドクターに相談して頂きたいと思います。当院で処方される薬剤に対しては、安全性を確認しておりますので、御安心ください。
母親の喫煙は、胎児、新生児に対して直接的な影響がありますので、この際、禁煙してください。御主人の喫煙も間接喫煙となりますので、注意が必要です。
アルコールも飲み過ぎは良くありません。産後、少しであれば飲んでもいいですが、母乳にもアルコールは移行するとお考え下さい。コーヒー等のカフェインも取り過ぎると問題になる可能性があります。1日2杯くらいまでにとどめておいて下さい。
出産後、おっぱいが出る頃になって、赤ちゃんからの乳頭を吸う刺激を受けて、プロラクチンという乳汁分泌ホルモンが活発になり、おっぱいが出てくるようになります。
乳腺がスムーズに開いていない場合や、赤ちゃんの吸い方が不十分もしくは左右均等でないと、乳汁が溜まり、うっ滞し始めます。乳房が緊満し、痛みを感じるようになります。
まず、赤ちゃんに十分に吸ってもらうことが第一です。左右均等に同じように十分に吸わせて下さい。その後、残った乳汁は搾乳器などで搾り取ります。最初のうちはつらいかもしれませんが、夜間も昼間も3〜4時間に頻回に吸わせてあげることが基本です。スタッフもお手伝いしますのでかんばってください。
滞まったおっぱいを放置し、そこに細菌が入って感染を起こすと乳腺炎になります。発赤・疼痛・腫張してきます。細菌感染ですので、抗生物質の服用が必要です。早めに来院され、薬の処方を受けてください。
乳汁が滞まっていれば搾乳し、発赤部位を十分に冷やしてください。(冷罨法)
現代の育児用粉乳は、多くの種類がありますが、できるだけ母乳の成分に近づけており、カルシウム、ビタミンや蛋白質、アミノ酸等も補強されています。
新生児の栄養においては、母乳が最良と考えられます。しかし、母乳は、母親の体調や年齢によっては、母乳が不足することもありますし、家庭環境によっては、ずっと赤ちゃんと一緒にいられるとは限りません。母乳栄養に固執するあまり、育児不安になっては逆効果です。安易に人工栄養を選択するべきではありませんが、母乳不足の時や母乳を与えにくい場合は、人工乳を活用してもよいのではないかと思います。上手な利用方法を考えましょう。






